帯域幅とスループットの関係について

MULPIを書く!とか言いながら、半年もサボっておりました。ごめんなさい。

変調方式、通信方式、帯域幅それぞれにおけるスループットが知りたいとのご質問をいただいたので、復帰前のリハビリとして、以下、備忘録がてら。。。

計算式
Modulation Rate × Input Bit = Traffic Rate

1. Modulation Rate (S-CDMAの場合はChip Rateと言います)
200KHz : 160Ksps
400KHz : 320Ksps
800KHz : 640Ksps
1.6MHz : 1.28Msps
3.2MHz : 2.56Msps
6.4MHz : 5.12Msps
 
2. Input Bit
QPSK : 2bit
8QAM : 3bit
16QAM : 4bit
32QAM : 5bit
64QAM : 6bit
128QAM : 7bit (ただし1bitはTCMで使用されるので、実質は6bit)

つまり、TDMAであってもS-CDMAであっても、帯域幅と変調方式が同じならば、理論上のスループットは変わらないということになります。
例)3.2MHzで32QAMの場合
3.2MHzのMod Rateは2.56Msps、32QAMのInputは5bitなので、
2.56Msps × 5bit = 12.8Mbps
ということになります。