Local 5G基地局数とその内訳

お恥ずかしながら、明日から始まるケーブル技術ショーのセミナーで登壇することとなりまして、資料作成のためLocal 5Gに関するデータをまとめてみました。 出典:総務省電波利用ホームページhttps://www.tele.soumu.go.jp/musen/SearchServlet?pageID=2&Sele…

Local 5G基地局のSSB中心周波数を調べてみた

日本で展開されているLocal 5Gの基地局ではコスト低減のため、共通のソフトウェアが使われていたり、海外製のRFモジュールが使われていたりします。 そこで、各メーカーのSSB中心周波数を調べて、共通点がないかどうかチェックしてみました。 メーカー SSB G…

4G、5G周波数一覧

先日投稿した周波数一覧をExcelで作成して図として貼り付けてみました。 こっちの方が見やすいよね。

5G関連周波数一覧

5G関連の周波数一覧について、備忘録としてメモしておきます。これって、表形式で書けないのかな・・・後日もっと見やすいように書き換えておきます。書かれている順番は「ARFCN、中心周波数、帯域幅」の順番になっています。 Local 5G Sub6 屋内外 723332、…

2021年 心機一転

みなさま。本年もよろしくお願い申し上げます。 しばらくほったらかし状態だった当ブログですが、転職を機に、CMTSやDOCSISに加えまして、5G関連の技術も適宜ご紹介していこうかと考えております。 もし、アンテナの周辺で変な格好で電波を測定している姿を…

CMTSの上り信号レベル設定

なんと、2年10ヶ月ぶりの更新です。 すみませんすみません。さて、今回はCMTSの上りレベル設定の基本についてです。 伝送路というのはCATV局ごとにポリシーも運用ノウハウも異なりますので、一概にこの方法ですべてOKとはいかないのですが、もしCMTSの運…

DOCSIS3.1概要

さて、今年のSCTEで発表されたDOCSIS3.1規格について、あちこちで話題になりつつあるようですので、備忘録として概要を載せておきます。 DOCSIS3.1機能概要 2012年12月15日現在で、DOCSIS3.1としての規格化が提唱されている機能のうち、大きなものは以下の3…

スループットからCMTSの最適収容台数を算出するには

1年毎に更新されることで有名になりつつあるこのBlogですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。 さて、本日はCMTSへのモデムの収容台数は、どのように考えればいいのかという視点から考えてみました。 収容台数は、大きく2つの視点で捉えることができます…

下りのスループットとMax Traffic Burstの関係

上りのスループットと、Max Traffic Burst、Max Concatenated Burstとの関連性については、これまでのエントリーでも書いてきましたが、下りに関してはあまり詳しく書いたことがありませんでした。 そこで、今回は下りのスループットとMax Traffic Burstとの…

FECの仕組みとノイズ耐性

なんと、一年ぶりの更新ですみません。 本日は、お客様から寄せられたご質問への回答についてみなさんにもご覧いただこうと思いました。問:Modulation ProfileにあるFECの仕組みと、ノイズ耐性との関連は?答: FECのパラメータの決め方は、DOCSIS RFI 第六…

8 channel Bonding仕様

2010年1月15日に発行された、最新版のDOCSIS MULPI3.0 I12において、下り8ch Bonding用のStandard RCP-IDが追加されました。 これまで各社とも独自のRCP-IDや独自技術を使って8ch Bondingを行っていましたが、この新しい追加によってようやく共通のRCP-IDを…

DOCSIS3.0におけるユーザートラフィックとコントロールトラフィック

DOCSISでは上りチャネルの情報を常に更新してケーブルモデムからの上り通信を開始するタイミングを決めるため、下り信号にMAPと呼ばれる制御信号を常に流すように規定されています。 また、DOCSIS3.0ではこのMAPの中に、従来からある上り中心周波数、上りCha…

RCP-IDと下りチャンネル設定幅の関係

DOCSIS MULPI3.0には、Receive Channel Profileについてこう書かれています。 A Receive Channel Profile is defined for operation with either 6 MHz or 8 MHz center frequency spacing. The CMTS advertises in its periodic MAC Domain Descriptor (MDD…

仮定条件(平均512Byteというのは、ちょっとサイズが小さすぎるかも)

Data Packet : 平均512Byte Ack : 64Byte 1AckあたりのData Packet数 : 平均90Packet 1. 30Mbpsサービスの場合 512Byte × 8bit = 4096bit 30,000,000Bps ÷ 4096bit ≒ 7324PPS 7324Packet ÷ 90Packet ≒ 82Ack 82Ack × 64Byte = 5248 ≒ 6088Byte(4×1522Byt…

基本となる考え方

上りTraffic BurstならびにConcatenated Burst値は運用されているModulationとTime Ticksによって最大値が決定されます。 例えば、16QAM 3.2MHz 4ticksの場合ですと、 1ticks = 8Byte 4ticks = 32Byte 32Byte × 255 Slots = 8160Bps となり、実際に使用でき…

Max Traffic Burstによるスループットの調整

久々の更新が自分の備忘録ですみません。

DOCSIS3.0認定状況

久しぶりの更新です。すっかりサボり癖がついてしまいました・・・。 さて、U.S.のニューオーリンズで5月18日から20日までNCTAが開催されたのを皮切りに、あちこちでケーブルショーが開催される予定です。 そこで今回は、DOCSIS3.0の状況についてまとめてみ…

DOCSIS3.0認定CMTS発表!

ようやくCable Labsから、DOCSIS3.0認定CMTSの発表がありました。 Cable Labs これによると、 ARRIS : Bronze(下りBondingおよびIPv6) Cisco Systems : Bronze(下りBondingおよびIPv6) Casa Systems:Sliver(下りBonding、上りBonding、IPv6、AES暗号…

モデムがなかなかオンラインにならないときには?

まったく別件なのですが、リブートしたケーブルモデムがオンラインになるまでに時間がかかる、という問い合わせに関連して調べものをしたので、以下、備忘録およびTipsとして。 モデムがRangingをする際に関連するCMTS側のパラメータ Ranging Backoff モデム…

DOCSIS3.0 CW56 参加ベンダー速報

本来、CWに参加しているベンダー名についてはCable LabsからのPress releaseが終わるまで内緒なのですが、Cable Digital Newsが独自に取材した結果を以下の記事にまとめています。 Vendors Ride First Docsis 3.0 Wave この記事によると、参加ベンダーは以下…

CableLabs DOCSIS3.0認定作業スタート

Cable Labsにて、Certification Wave 56(CW56)が始まりました。 2007年度CWスケジュール 12月上旬には初のDOCSIS3.0認定CMTSが生まれる予定です。 NDAの絡みもあって詳しくは書けないのですが、、、え?というようなベンダーさんが参加してたり、有名なベ…

Bigband社、CMTSビジネスから撤退

IPO後、急激に株価が下がってしまったり、第三四半期の業績発表直前にCFOが辞任してしまったりと、先行きを危ぶまれていましたが・・・米国時間の10月30日に、CMTSビジネスから撤退する事が正式に発表されました。 これで、CMTSベンダーはARRIS、Cisco、Moto…

WiMAX on 3G(IMT-2000)

みなさま、お久しぶりでございます。 このところDOCSISの話題から遠ざかっておりますが、今回もDOCSIS/PacketCableとはほとんど関係のない話題で恐縮です。 先日20日(日本時間)、ITU(国際電気通信連合)より、Mobile WiMAX IEEE802.16e-2005をIMT-2000の…

FMC on Packet Cable

まったく一般的ではない情報ですみません。。。 先週Cable Labsより、Packet Cableの一部としてFMC(Fixed Mobile Convergence)の仕様を規格化しとの発表がありました。 これまで、FMCという言葉だけが一人歩きしていましたが、北米の大手MSOがFMCの規格化…

帯域幅とスループットの関係について

MULPIを書く!とか言いながら、半年もサボっておりました。ごめんなさい。変調方式、通信方式、帯域幅それぞれにおけるスループットが知りたいとのご質問をいただいたので、復帰前のリハビリとして、以下、備忘録がてら。。。計算式 Modulation Rate × Input…

DOCSIS3.0仕様書がリリース!

8月4日付けでDOCSIS3.0の仕様書第一版がリリースされました。DOCSIS3.0 PHY http://www.cablemodem.com/downloads/specs/CM-SP-PHYv3.0-I01-060804.pdfDOCSIS3.0 MULPI http://www.cablemodem.com/downloads/specs/CM-SP-MULPIv3.0-I01-060804.pdfDOCSIS3.0 …

DOCSIS2.0b 終了

Cable Labsより、DOCSIS2.0bの仕様化策定を停止するというアナウンスが、近日中に出るそうです。 当初、Broadcomの3DS Chipを採用しようとしてDOCSIS2.0bの仕様化を声高に叫んでいたComcastでしたが、導入メリットを詳細に検討した結果、規格化の必要なしと…

Pre-DOCSISモデム各社価格比較

ちょっと古い情報で恐縮ですが、6月半ばにDenvorで開催されたSCTEにおいて、各社のPre-DOCSISモデムの価格が少しずつ明らかになってきました(というか、明らかになってしまいました・・・)。Cable Degital Newsによると、以下の通り。Cisco : US$225 ・・…

DOCSIS2.0b続報

DOCSIS2.0bのKickoff Meetingが行われ、ようやく全容が明らかになってきました。 あちこちで情報が錯綜しているようなので、すでに公表されている情報を以下に整理してみました。【DOCSIS2.0bに盛り込まれる機能】 1. 下りChannel Bonding > DOCSIS3.0では最…

DOCSIS2.0b

某お方より「更新楽しみにしてます」というお言葉をいただき、俄然更新頻度が上がり始めた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。 さて、6月に入っていきなり、DOCSIS2.0bの話題が入ってきました。 2.0bって! これは、もともとSTBでのIP Streaming用として…